「世直し」かわら版 No.27


 12月3日から始まった12月議会では、藤沢市屋外広告物条例など新しい条例が提案されるとともに、ごみ有料化の実施状況など、現在市が行っているいくつかの施策について市側から報告が行われました。

 また、すでに4選への不出馬を表明されている山本市長にとっては、今回の12月議会が最後の議会となりました。2月17日に投開票が行われる市長選にはすでに複数の方が手を挙げていますが、果たして誰が次の市長に選ばれるのか、注目されるところです。

 今回のレポートではこうした12月議会の様子についてご報告します。


■ 屋外広告物条例について ■
 12月議会で藤沢市屋外広告物条例が提案され、賛成多数で可決されました。いま落ち着いた街並みや景観を保全するため、全国的に屋外広告物のあり方を見直す動きが出てきていますが、市内でも看板やネオンなど様々な広告物が街中に溢れている中で、落ち着いた街並みや景観を保全するため、改めて県の条例に規制を上乗せした独自の条例を制定することになりました。

 具体的には、藤沢市内でも特に自然景観の保全が求められている江の島周辺地区や現在再開発が行われている辻堂駅前の湘南C-X(旧カントク跡地)などで屋外広告物の掲出が厳しく制限されるとともに、他の地域においても

それぞれの地域ごとに看板の大きさや色などに規制が設けられることになります。これまでも路上に放置された看板や強い光を瞬間的に点滅させ、目がチカチカするような看板に対し、市民からも苦情が寄せられてきましたが、この条例が制定されることにより、こうした広告物が規制されるだけでなく、国道沿いに見られるパチンコ店等の宣伝用の大型スクリーンなども規制されることになります。もちろん、この条例が制定されることにより、新たに規制の対象となった広告物がすぐに撤去される訳ではありませんが、次回の許可更新時までには、条例に適した形に改めることが求められるようになります。

 こうしてこの条例が定められることにより、市内でも落ち着いた街並みへの誘導が期待されるところですが、一方で、夜空を照らし出すサーチライトについては今回の条例の規制対象には含まれませんでした。その理由について質問したところ、屋外広告物法によって広告物は有形物とされているため、光や音といった形のないものは広告物にはならず、そのためサーチライトも今回の条例の規制対象には含まれなかったことが明らかになりました。しかし、お隣の茅ヶ崎市や横須賀市ではすでに夜空を照らし出すサーチライトを規制する条例が制定されています。これらの市では、パチンコ店やラブホテル等が照らし出すサーチライトが大きな問題となり、市民の間からも多くの苦情が寄せられましたが、取締りの根拠となる条例がなかったため、十分な対応を図ることができませんでした。そこで、改めて夜空を市民共有の財産と位置付け、快適な生活環境を将来にわたって引き継ぐことを目的に、上空を照らし出すサーチライトを規制する条例が作られました。

 もちろん、現在藤沢市内では、夜空を照らし出すサーチライトはほとんど見受けられませんが、様々な広告媒体が考案される中で、今後ともサーチライトが使われないという保証はどこにもありません。しかも、こうした問題が発生してから事後的に対処することは難しく、やはり問題が発生する前に未然にその可能性を摘み取っておくことが重要です。そこで、今後藤沢においても、他市の取り組みを十分調査・研究し、夜空を照らし出すサーチライトのあり方についてしっかりと検討して行く必要があると思われます。


■ 家庭ごみ有料化の実施状況について ■
 10月から家庭ごみの有料化がスタートし、12月議会開催時点で2ヶ月が経過しましたが、この間の取り組み状況について、民生常任委員会で以下のような報告が行われました。

 まず、有料化導入後のごみの排出量についてですが、【表1】のようになっています。前年同月と比較して、可燃ごみ、不燃ごみともに減少し、一方で資源が増え、ごみ有料化導入によるごみの減量効果が現れた結果となっています。ちなみに不燃ごみが大幅に減少しているのは、有料化導入前の駆け込み需要に対する反動によるものと分析されています。

 また、ごみの排出状況についてですが、有料化導入当初には、指定袋が利用されていないケースなどもありましたが、最近では99.8%が適切に排出されており、指定袋の利用が定着しつつあります。また、一部集合住宅等で不適切排出が見られるようですが、市では管理会社等を通じて入居者に説明を行うとともに、学生が多く入居しているところでは、親御さんにまで説明を行っているそうです。

 こうした努力により、市では有料化導入にあわせて市民からの苦情や相談を承る専用ダイアルを開設していますが、11月に入ってきた入電件数は、不法投棄8件、不適切排出4件、苦情等4件だったそうです。今後はどこまでこのごみの減量効果を維持できるかが課題になりますが、すでに市民の間からはごみ袋代が高いという声も上がってきており、市では有料化導入後3年を目途に施策の見直しを行うとしていますが、有料化の最大の目的であるごみの減量効果が果たしていくらであれば一番発揮されるのか、今後とも適切な価格設定について検討して行く必要があると思われます。

 いずれにしても、今後ともごみの減量効果が維持されるよう、市の取り組みをしっかりとチェックして参りたいと思います。

【表1】ごみ有料化導入後のごみの排出量
種別 可燃ごみ 不燃ごみ 資源
前年比 86.0% 50.0% 108.2%
(平成19年12月議会民生常任委員会資料をもとに作成)

■ ベスト・ホームページ賞受賞! ■
 11月9日に六本木ヒルズで第2回マニフェスト大賞の授賞式が行われ、私のホームページがベスト・ホームページ賞に選ばれました。

 このマニフェスト大賞とは、地方議員が作成したマニフェストの中で優秀なものやユニークな政策、さらには優れたホームページなどを表彰することによって、地方議員の間でマニフェスト作りがより活発に行われるようになることを目指して、元三重県知事の北川正恭氏(現在、早稲田大学大学院教授)の主唱によって昨年から始められました。

 そして今年も第2回目のマニフェスト大賞が行われましたが、その中で、政策の取り組み状況や政務調査費の使い方など豊富な情報が掲載されているとともに、読む側の目線に立った分かりやすいホームページとなっていることが評価され、私のホームページがベスト・ホームページ賞に選ばれました。私としては、これを機にさらにホームページ作りに励むとともに、より多くの地方議員によってホームページを通じて様々な情報発信が行われ、地方政治がより身近でより分かりやすいものへと変わること期待しています。


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