議会運営委員会視察 in 石巻市、福島市


 いま藤沢市議会でも議会改革が大きなテーマの一つになっており、様々な事項が議論の俎上に上がっていますが、今回の視察では、特に多くの会派から意見のあった一般質問における一問一答方式を中心に石巻市議会と福島市議会の議会運営について勉強してきました。

 結論的には、折角勉強してきたところでもあり、藤沢でも一問一答方式については、できるところから少しずつ実施して行ったらいいのではないかと思います。


石巻市
 石巻市議会では、一般質問について、第1回目の質問は登壇して一括して質問し、それに対する答弁も一括して答弁されますが、2回目以降の質問と答弁については、自席での一問一答方式となっており、制限時間内であれば何回でも質問できることになっています。

 なお、制限時間については、答弁を含めず一人30分以内とされており、事務局で時間を計ることになっています。中には、事前に当局側としっかり擦り合わせを行っている議員もいれば、その場でガチンコ勝負する議員もあり、まだまだ第1回目の質問から一問一答方式に変えるには時間がかかるようです。

 また、藤沢市議会では、予算と決算について特別委員会を設置して審議していますが、石巻市議会では予算と決算の中身に応じて各常任委員会に分割付託し、審議・採決しています。従って、補正予算についても同じ扱いになっていますが、全国市議会議長会の見解では、議案の分割はできないとされており、この見解に沿って特別委員会の設置ということも意見としてはあるようです。


福島市
 福島市議会では、議会運営委員会の視察で熊本市議会と下関市議会を訪れたことをきっかけに、一問一答方式の採用が議会運営委員会の場でテーマとして浮上し、約2年間掛けて制度の整備が行われてきました。

 特に、一問一答方式のルールについては詳細に渡ってルールが決められており、中でも事前通告については、日にちだけでなく、具体的な質問内容を細部にわたって通告することが決められています。もちろん、事前通告は第1回目の質問についてのみですが、2回目以降の質問についても、第1回目の趣旨から逸脱することは許されず、議長の裁量によって、質問を制止することができるようにもなっています。また、逆に当局側が答弁できない時は、副市長から答弁調整の休憩が求められることもあるようです。

 時間は質問と答弁を含めて一人60分以内とされ、一般質問の際には、議員席側に設けられた第2演壇で質問することになっています。また、特徴的なのは、議案に対する本会議質疑も一般質問の時間の中に含められており、先議議案や追加議案以外は、全てこの時間で行われているそうです。

 もう一つ特徴的なのは、議長が常任委員会に所属していないだけでなく、会派にも所属しておらず、いわゆる一人会派状態になっています。議長の公平中立性という意味では当然のことであり、いま福島市議会では市庁舎の建て替えに伴って新しい議場の建設も検討されており、議長を挟んで当局側と議員側が対峙するようなレイアウトを考えているそうです。

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